:《誤読された技術革新、中国自動車に城壁はない》
中国の主要自動車メーカーによる3月の販売実績が出そろいつつある。内燃機関車から増程式電動車(EREV)、合弁自動車メーカーから新興EV企業まで、世界で最も競争が激しい中国市場では、もはや城壁のような存在はないようだ。
かつて中国自動車メーカーは、SUV需要の拡大を足掛かりに市場での存在感を高め、その後は電動化と知能化を武器に急速な成長を遂げた。世界最大の自動車市場である中国において、多国籍自動車メーカーの優位を切り崩してきた経緯がある。
もっとも、現在は状況が変わりつつある。車載OSや高度運転支援、さらには増程式電動技術といった分野で各社が一斉に参入し、従来は慎重だった多国籍自動車メーカーも含めて装備の標準化が進む。新製品の投入や技術追随のスピードが加速するなか、企業ごとの技術優位は短期間で希薄化している。EREV 誤読された技術革新、中国自動車に城壁はない